【給食は文化も伝える】

前回の、味噌汁が好きな中学生の話はいかがでしたか。
ところで、学校の用務員は給食をタダで食べられると思っている人がいるようです。もちろんそんなことはなく、給食費をちゃんと払っています。
献立は生徒と同じで、牛乳も1本ついていますから、栄養管理は万全です。
さらに給食には、文化を伝える役割もあるようです。2月3日には、節分豆のほかに、パリパリの海苔(のり)も出てきました。ご飯は酢飯です。卵焼きやツナマヨをはさんで恵方巻きを自分で作るんです。ほかにも中華風味付けや、パンの日、海苔でおにぎりを作る日もあります。

文化を伝えるといえば、校内を掃除したりゴミの分別をしたりしていると、音楽室から懐かしい曲が聞こえてくることがあります。生徒の合唱する「上をむいて歩こう」、リコーダー演奏の「アニー・ローリー」などがそうです。
「上を向いて歩こう」は1961年にリリースされた、世界でもっとも有名な日本の曲。今はPPAPにその座を明け渡しましたが。そして「アニー・ローリー」も、日本のあちこちの駅や商業施設、学校などで、チャイムや下校時刻を知らせるために使われているスコットランド民謡です。
教育のさまざまな場で文化が継承(けいしょう)されているのは、用務員の私にも、とてもうれしいことです。
(川原藤楽空)