子どもが「ご飯を食べてくれないイライラ」が一瞬で消える方法
子どもが「ご飯を食べてくれないイライラ」が一瞬で消える裏技
「子どもがご飯を食べてくれない」「食事中に遊んでしまって時間がかかる」と悩んでいるママはいませんか?
頑張って作ったのに食べてくれないと、「どうして!?」と悲しくなったり、イライラしたりしてしまいますよね……。子どもを育てているママならみんな、一度はぶつかる壁です。
そこで今回は、子どもが食べてくれない理由とイライラを解消する方法について、管理栄養士で幼児食アドバイザーの上野知佐さんに聞いてみました! 最後まで読むと、必ず解決につながるはずですよ!
■子どもがご飯を食べてくれない理由
まず、みなさんは子どもがご飯を食べない理由、何だと思いますか?
おいしくないから? ただ食べたくないから?
いいえ、違うんです。”食べる必要がないから”食べないんです! そもそも、必要かどうかを考えたこと、ありますか?
そのため、上野さんは「お腹がすいていない」「体調がイマイチ」など、「子どもの体の声を聞いてあげるといい」と言います。
確かに、食事中は子どもにご飯を食べさせることに頭がいっぱいになりがち。食べなくてイライラしていると、子どもの体がどんな状態か、あまり確認しないですよね……。
■食べないときは気持ちを切り替えて!
よって、何とか食べさせようと、無理に手をかけるのはNG。
食べさせる方法を色々と試してしまうと、いずれその方法じゃないとご飯を食べなくなります。とくに、遊び系を用意すると、子どもが「食べなければ遊んでくれる」と誤解しやすいので要注意です!
それでは、一体どうしたらイライラせずに済むのでしょうか?
解消法は、とてもシンプルです。ご飯を食べないときは、食べさせるのではなく「今は食べる必要がないんだ」と気持ちを切り替えてみてください。「必要ない」と切り替えるのは、一瞬でできますよね。
これ、食事中に集中力がなくなり、遊び始めてしまうのも同じ理由。実はもう、子どものお腹はいっぱいになっているのかもしれないのです。すぐに、「もうごちそうさまだね」と食事を切り上げてしまいましょう。
もし、少し時間が経ってから「お腹すいた」と言われたら、お菓子ではなく軽い食事を与えてみてください。例えば、おにぎりやサンドイッチ、蒸かし芋などがベターです。
要するに、「完食させなくちゃ!」と一生懸命になる必要はどこにもないのです。「残りはおやつの時間に食べよう」くらいの気持ちになることが大切! 思い切って、発想を変えてみましょう。
■食べないときにオススメの工夫5つ
そして、食事の仕方も工夫してみてください。イライラ解消には、食べさせる方法を思考錯誤するのではなく、食事そのものを見直すのもいいのです。以下から、そのためのポイントを5つお伝えします。
(1)少なく盛り付ける
離乳食や幼児食の本には、だいたいの目安量が記載されています。しかし、年齢や月齢に合わせた量ではなく、少しだけ少なめに盛り付けるのがポイントです。
あまり食べない子なのに、多めに盛り付けると「こんなに残して……」と悲しい気持ちになってしまいます。
ママの悲しい顔を見て、子どももつらりて悲しくなってしまうのです……。少なめに盛り、全部食べたときに「いっぱい食べたね!」と褒めてあげるようにしましょう。
(2)色々な大きさにする
もしかしたら、食べづらくて残しているのかもしれません。小さめに切ったものや大きめに切ったものを用意し、どのサイズが食べやすいのか見つけてあげることも大切です。
(3)お腹を空かせる
お腹が空いているときには、体が欲しているので食べてくれることが多いです。生活のリズムを見直し、遊ぶ時間やお昼寝を調節してあげてみましょう。
(4)食器を楽しめるようにする
少し大きくなってくると、食器も食事を楽しむための要素のひとつです。子どもが興味を持つように、色々な種類の食器を用意して、「今日はどれで食べる?」と選ばせてあげるのもいいでしょう。
(5)一緒に作る
子どもがお手伝いができるようになったら、一緒に作ってみてください。自分で作ったものを食べると楽しいと感じてくれる子が多いです。
小さいうちは何でもやりたがるので、お手伝い作戦は本当にいいですよ。ちなみに筆者の娘も、ミニトマトのへた取りやお米とぎのお手伝いが大好きです。
いかがでしたか?
子どもがご飯を食べてくれないのには、ちゃんとした理由があることがわかりましたね。頑張りすぎず、「食べなくてもいいや」と軽い気持ちでのぞむのがよさそうです。
工夫できるポイントもとても簡単で、すぐに実践できることばかり。発想を変えるついでに、上記の工夫もぜひ試してみてくださいね!
上野知佐さんの記事より引用
http://itmama.jp/2013/12/17/53347/