お歳暮
今年もあっという間に12月になりました。
世話になった方々に年末の挨拶をして回らないといけなくなりますね。この時期、特に悩みの種なのが年末の挨拶、お歳暮です。
お歳暮は、日頃お世話になった方々に今年お世話になったお礼と、来年もどうぞ宜しくという気持ちを という気持ちを込めて贈り物をする習慣です。 元々お歳暮は、年末=歳暮(せいぼ)という意味を表わす言葉でした。
このお歳暮の習慣はどのような形ではじまったのでしょうか。
お歳暮の贈り方のお約束も知っておきたいですね。
■お歳暮の由来
年の瀬に、正月に先祖の霊を迎えるお供え物を本家に届けました。これがお歳暮のはじまりです。年越しに使う塩鮭やもちなど食料品を贈っていたそうです。
その後、その後商人が送るようになり、お歳暮の由来は諸説ありますが、1年間のお世話に対するお礼や、これから迎える新年でのお付き合いを願う気持ちを表す良い機会として、年末の贈り物の呼び名として定着していったのです。
■お歳暮のマナー
・お歳暮を送る時期は?
元々は正月を迎える事始めの日、12月13日から贈る習わしがありましたが、現在では12月初め(早いところでは11月末頃)より、遅くとも20日くらいまでには届くように贈るのが一般的です。
・誰に送ったらいいの?
日頃お世話になっている人や、ふだん会えない人に感謝の気持ちをこめてお歳暮を贈ります
一般的には、身内は両親、親戚などと、仲人、習い事の先生、先輩、上司、取引先、知人、友人などお世話になった方に贈ります。
注意・学校の先生や、会社によっては贈答品のやりとりを禁止している場合もあるので注意してください。
・何を贈ったらいいの?
先方のご家族の好みのものを選ぶといいかもしれません。
ちなみに、もらって嬉しかったもの
1位:商品券
2位:お菓子・アイス
3位:加工品(ハム、ソーセージ)
4位:ビール
5位:カタログギフト
梶谷のお米が一番、喜ばれます。
ポイントは「あげたいもの」より「喜んでいただけるもの」ですね。
・のし
「お歳暮」の、のし紙には紅白の花結び(蝶結び)に熨斗が付いたデザインのものを用います。上書きは水引中央結び目の上に「御歳暮」と書き、名前書きは水引中央結び目の下に献辞よりやや小さめにして「フルネーム」で書き入れます。
・魚介類や肉などの生ものには のしを付けない
のし自体が生ものの象徴なので、意味が重複してしまうからです。のしのない、水引きだけの掛け紙をつけましょう。
・喪中の場合
お歳暮はお祝いごとではなく日頃の感謝を伝えるものなので、当方・先方のいずれかが喪中でも差支えはありません。ただし、四十九日が過ぎていない場合には、時期をずらして「寒中御見舞」「寒中御伺い」にしたり、紅白の水引きを控えたりすると良いでしょう。
・お歳暮のお返しは不要
お歳暮に対するお返しは不要ですが、きちんとお礼の意を表すのはマナー。配送されてきた場合には、すぐにお礼状を出すのが基本です。親しい間柄なら電話やメールでも構いません。