北大路魯山人/お米の話

北大路魯山人/お米の話 | 北九州で無農薬・特別栽培米の玄米扱う梶谷米穀店


ごはんこそ最高の料理。

そう喝破したのは明治生まれの芸術家、北大路魯山人。

漫画「美味しんぼ」の梅原雄山さんのモデルになったとされる希代の美食家である。彼らの時代、多くの料理人はごはんを軽んじており、それに対して、魯山人は「米の飯を日本料理中、最も大切な料理の1つだと心得ていくものがあるだろうか」と嘆いている。

本当の料理人ならば、仮に自分で飯を炊かなくても、飯がうまく炊けたかどうかと言うことについて、相当気になるはずである。なぜなら、せっかく良い料理を作っても締めくくり出る飯がダメだったら、すべてぶち壊しになってしまうからである。

うまいものの極致は米なのである。うまいからこそ毎日食べていられるわけなのである。特にうまい米は、もうそれだけで充分で、他に何もいらなくなってしまう。
この意味で、料理人はご飯の炊き方に注意しなければならない。
食事は、ごはんで幸福度がさらにあがる



食卓でいちばん大切なのは「ご飯」。
ご飯がおいしく炊けていなければ、ほかがどんなにごちそうでも、おいしくないんですね。逆に、ご飯がおいしく炊けていれば、料理の品数が多くなくても、十分満足してもらえますよ。
だってこの国は「瑞穂の国」と呼ばれてたんですから

以前、小倉の有名な寿司屋さんの大将から聞いた言葉が忘れられない。
「わたしはね、いつもどうしたらもっと美味しくご飯が炊けるかを日々考えている」
業界をリードし、全国から食べに来られる名店の大将だと感服した。
これで良しとせず、昨日までのやり方を一度否定してみる

美味しさには理由がある。

 

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