つくってみましょう塩卵

つくってみましょう塩卵 | 北九州で無農薬・特別栽培米の玄米扱う梶谷米穀店【つくってみましょう塩卵】

コンビニで売っているゆで卵に、うっすら塩味のついているものがあります。白身(卵白)だけでなく、黄身(卵黄)まで塩味が染みこんでいます。
我が家ではそれを塩卵(しおたまご)と呼んで、夏場にはよくつくります。今回はそのつくりかたを伝授しましょう。

まず、大きな透明容器を準備します。梅干を漬ける容器といえばおわかりでしょう。
その中に、半分くらい水を入れ、さらに食塩を加えて、高濃度の食塩水をつくります。底のほうに塩が沈殿(ちんでん)するくらい濃くつくってください。
塩水ができたら、そこに普通の生卵を入れていきます。あまりぎゅうぎゅうではなく、かき混ぜられるくらいの数にしてください。我が家では10個か20個入れます。
これで終わりです。簡単でしょう?
そして1日に1回、適当にかき混ぜて、卵を動かしてください。浮いているのをちょっと沈めたり、回転させたりするわけです。撹拌(かくはん)ですね。
そうすると、塩水と、卵の中の水分とが、浸透圧(しんとうあつ)の関係で入れ替わります。
十日間か二週間を目安にして、1つを茹でてみて、塩味の程度を確認してみてください。ちょっと塩味が強すぎたな、くらいが、実はちょうどいいです。なぜなら、塩卵はご飯や白粥(しろがゆ)と相性が抜群にいいからです。

では食べ方です。
殻(から)をむいてはいけません。包丁か小刀で殻を縦に叩いて、2つに割ってください。果物を2つに切るような感じですね。そしてスプーンですくいながら、ご飯といっしょに食べるんです。あまりのおいしさに、たぶんほかのおかずはいらないでしょう。
ずっと塩水に漬けておいたら塩味がどんどん強くなるので、ちょうどいいところで全部茹でておいたほうがいいでしょう。保存は冷蔵庫で。私から1つもらって、自分で作り始めた人もいます。
(川原藤楽空)
もともと塩卵は、冷蔵庫のない時代の保存食。塩漬けにすることで保存性が高まるうえ、素材の持ち味をより引き出すこともできる優れた調理法でした。
塩卵を作り、一か月したくらいで、卵かけご飯にすると絶品になるそうです。

クックパッド塩卵の作り方

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