ニンジンから宇宙へ 赤峰勝人さん

基本は自然治癒力
近代科学農法で栽培していたピーマンは、ウイルス病、細菌性斑点病など、いろんな病名がつけられました。多量の農薬をかけてみるけど、病気は決して治ることなどなく、悪化するばかりで、最後は葉が全部落ち、やがて枯れてしまいました。そんな時に根を見て、病気の原因がやっと、わかったのです。

多量の化学肥料を土の中へ入れるために、土の中が高密度となり、土の中の浸透圧が高くなって逆流現象が起き、根が枯れてなくなるために、地上部の葉も死んでしまう。葉が死ねば、菌が死んだ葉を食べて土の中へ返そうとする。自然の循環が起きているだけだったんです。それを病原菌のせいだと憎み、いくら農薬をかけたところで治りません。

原因のない所に結果は決して出ないという自然の原理を、痛いほど知ることができました。この自然の法を当てはめてみると、アトピー性皮膚炎だって、ガンだって、原因がどこにあるかを知ることができるはずですし、治すことも可能なわけです。

病気という結果だけを見て、その結果の部分に農薬をかけて治そうとしているのは、人間の場合もまったく同じです。アトピー性皮膚炎患者の皮膚だけ見て、そこにステロイドなどの薬を塗っているのです。結果だけを見て、注射を打ったり、切り取ったり、放射線を当てたりする対処療法を行っているのです。

人間が健康になるためには、やはり原因をよく知って、その原因を取り除かない限り、病気から健康体に変わることは出来ません。食べたものが私たちの血肉を作り、骨を作り、体をつくり、エネルギーになっているのです。言うならば、人間は食べ物の化け物ですから、食べ物のが悪いと、いくら外から治療しても無駄に等しいのです。

アトピー性皮膚炎は病気ではなくて、化学合成物質を体外へ出している自然治癒力の結果なのですから、化学合成されたものを完全に断ち切って、それ以上後から入れなければ、やがてアトピー性皮膚炎は消えてしまうのです。

化学肥料や農薬をあまり使われていない玄米や旬の生きた野菜を食べることを基本に、よく噛んで唾液をたっぷり出すこと。唾液の中の18種類の酵素は、噛めば噛むほど殺菌力を発揮し、さまざまな働きをして、助けてくれるのです。

野生の動物はお腹をこわしたり、悪い食べ物を食べたときは大地に体を臥せ、断食をします。そうすることによって彼らは健康になっていくのです。これは動物が食べた自然の食べ物の中に、自然治癒力が充満されているということです。自然の力により、病気が治療してくるのを、彼らは静かに横たわって待っているだけでいいのです。
自然治癒力によって治す。自然の世界では当たり前なのです、